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みーの初期研修

お医者さん1年目の「みー」が,医学に関する知識や日々感じたことをまとめています.

医学生のうちに学ぶべきこと 研修医になってから学ぶべきこと

みーは効率至上主義な性格なので,勉強をする上で「この勉強は今する必要があるのか」ということが気になります.医学生のうちに学ぶべきことと,研修医になってから学ぶべきことを,コストパフォーマンスの面から考察してみます.

診断学は研修医になってから

大学で診断学の講義がありましたが,ぶっちゃけ理解できませんでした.鑑別疾患を想起せよ,と言われても,疾患の知識が不十分ではどうしようもないのです.まずは国家試験を利用して疾患の知識を深めてから,診断学を勉強する方が効率がよいです.

また,病院では実際の患者さんの診断に直接関わっていけるので,指導医がどんな検査をオーダーして結果をどのように解釈しているかを観察すれば,医学生の時の10倍ぐらいの効率で診断学が勉強できます.教科書で症例集を読むのも,何も経験がない医学生の時と,臨床を少しでも経験した後では,感じ方が変わります.

したがって,医学生で鑑別疾患が全く分からなくても,そんなに心配する必要がないと思います.

診断学で最も重要なのが,検査の感度・特異度の理解です.医学生だと,「Murphy signがあるから胆嚢炎だ!」という1対1対応で十分ですが,Murphy signの感度特異度は100%ではないので,必ずしも胆嚢炎とは言い切れません.感度特異度の概念なしに診断学を勉強することは全くの無意味だと思います.

薬の商品名も研修医になってから

使わない知識は忘れます.研修医になったら毎日薬の名前と悪戦苦闘することになるので,自然に覚えます.商品名は国家試験には出題されないので,医学生のうちは,一般名を程よく覚えておくレベルで十分だと思います.

疾患の各論的知識は医学生のうちに

イレウスでは立位腹部レントゲンでニボーが見えるよ,といった疾患の各論的知識は医学生のうちに記憶しておくべきだと思います.研修医は忙しく,他にするべきことがたくさんあります.有名な疾患の病態生理,症状,検査,診断,治療を暗記しておくのが理想だと思いますが,YearNoteの各疾患の概念の記述が頭の中にイメージできれば最低限大丈夫でしょう.

医学以外のことは医学生のうちに

研修医になると,学生時代と比較して自由になる時間が少なくなります.旅行や趣味など好きなことに時間を使うのがよいと思います.