みーは血液内科医

血液内科医の「みー」が,医学に関する知識や日々感じたことをまとめています.このブログでは,みー(=運営者)は医学的助言を一切おこなっていません.情報の利用は自己責任でお願いします.間違いや意見がありましたら,該当記事のコメント欄に書き込んでください.

点滴で調子が悪くなる

発熱性好中球減少症で状態が悪化した患者さんに,いつものように抗生剤を点滴投与していました. 患者:「先生,点滴外してください.」 みー:「どうしてですか?」 患者:「点滴が始まると必ず体調が悪くなるからです.これがなければ体調が良くなると思う…

肺炎患者が多いと言うけれど

肺炎患者が多いので,みーが勤務する病院には肺炎当番という制度があり,内科系の診療科が順番に持ち回りします. 先日,肺炎当番だから担当しなさいと,肺炎の患者さんを入院で診療するように言われました. その患者さんを評価したところ,典型的な市中肺…

頻尿なのに

頻尿を主訴に来院した患者さんに対して,膀胱炎が疑われるので尿検査をしましょうと提案しました. しばらくしても結果が出ないので様子を見に行くと,「尿が出ないです」と言われました. 「それは頻尿ではないです」と言いたくなったのをグッとこらえたみ…

既往歴:キーパーソン

タイトルにおかしな所がありますが,気づきましたか? 既往歴にパーキンソン病があると見間違った読者も多いのではないかと思いますが,「パーキンソン」と「キーパーソン」はあまりにも似ています.

話しませんという話

とある講演会の開会式の出来事です. 司会の先生:「今回,特別講演をご発表いただきますA先生は,***について大変素晴らしい業績をお持ちで,A先生の業績は皆様周知のことと思いますので,今回の挨拶では敢えて話をしないでおこうと思います.それでは,…

とりあえずヤバイらしい症例

A先生から電話がありました. 「今度の患者さんやねんけど,あのね,すごいことが書いてあるねん.これは外科のカルテやねんけど,いや,すごいことやね,これ.うん.もともと精神科にかかっているみたいやねんけど,困った.これね,ちょっと先生の意見を…

βDグルカンの偽陽性に振り回されない

80歳台の男性,多発性骨髄腫で,IgGが200 mg/dL (基準値 870-1700) の患者さんが発熱しました. 易感染性宿主のため,血液培養含め血液検査と尿検査と胸腹部CTを行いました.CRP 0.6 mg/dL,画像所見含めて感染症を示唆する所見に乏しかったのですが,ひとま…